さいたま〜熱海 激走記

昨年の大みそか、さいたま市内の自宅から熱海までの124キロを自転車で行くというなんとも無謀な計画を遂行しました。

前日まで北海道でスノーボードを楽しんで帰宅したのが午後10時、早めに就寝して次の日に備えました。日の短いこの季節、暗くなる前に到着したいと思い翌朝6時には起床、リュックにコース確認のためのiPad、万が一リタイアした時に自転車を収納する“輪行バッグ”を詰め込んで、7時半に出発しました。

ルートは自転車専用ナビでiPhoneとiPadにあらかじめ設定しておきました。
手袋、靴カバー、ネックウォーマーと防寒対策は万全でしたが、幸い天気は晴れで風も穏やかでした。
17号を南下し、外環下を大泉方面へと進みました。

大みそかの早朝ということもあって交通量は少なく非常にスムーズでしたが、一般道ですのでどうしても信号待ちが多くなります。
通常自転車専用道だと平均時速30km、飛ばせば40kmで走ることも可能ですが、信号待ちの時間も含めると平地でも時速15km程度になってしまいます。少し早めに出発して正解でした。

大泉インターの近くは外環下の道路が途中で細くなっていて非常にわかりにくく、住宅地の中を迷って時間を少しロスしましたが、なんとかインター付近に出る事ができました。

ここからは当社グループ会社の桧家不動産東京のお膝元ですので土地勘があります。大泉インターから西武大泉学園駅を越えて、冨士街道を西へ。東伏見駅近くの美味しいパン屋さん“マイ”で昼食をゲットしました。

東伏見駅を越え、青梅街道を渡ると武蔵野市です。以前分譲した武蔵野市緑町の物件近くを通り、三鷹駅下をくぐってどんどん南下して行きました。
昼頃には厚木には入っておきたいと思っていました。ペースは平均時速15km。このあたりで出発から約2時間弱でした。

ここからまた地図を頭に入れながらの走行です。スタート時にiPhoneアプリでナビさせたところ、GPS付きアプリはやはりバッテリーの消耗が激しく、この時点でもう50%を切ってしまいました。そこで作戦変更、都度地図でルートを確認して走ることにしました。

三鷹から調布の深大寺を通って中央高速を下をくぐります。多摩川原橋を渡って鶴川街道を町田方面へと向かいます。この辺りまで来ると結構な所まで来たなという感覚になりましたが、距離を見るとまだ30キロちょっと。1/4しか来ていません。

鶴川街道も走りやすく順調に進んでいましたが、京王線の黒川駅を越えた辺りで突然急な峠道が!これはルート間違いかと途中で降りて確認してみましたが、間違いではありません。
一瞬押して登ろうかとも思いましたがまだまだ余力もありましたので、軽いギアにしてなんとか登り切りました。
こんな道はもうないだろうと高をくくっていると、ここから町田市内の住宅団地を抜ける約1キロがアップダウンノ繰り返し!最初は調子よく立ち漕ぎで登っていましたが、最後の方は筋肉がだんだん疲労してきてギアを落としてなんとか抜けました。
思わぬアップダウンでかなりの体力を消耗。これが後で効いてくるとは思ってもいませんでした。


16号鵜野森の交差点を左折して、桧家住宅三栄の本社前を通りました。時間は11時前、当初の予定通り12時には厚木に辿りつけるペースです。三栄の前で写真を1枚撮って座間、海老名を通って厚木を目指しました。
画像 306.jpg
厚木駅辺りで出発からちょうど60キロ、中間地点です。昼食をコンビニの駐車場で軽くすませスタートです。圏央道の海老名ICの横を通り、東名自動車道をくぐり、相模川の戸沢橋を渡ると国道129号線、ここをまっすぐ南下すると平塚です。この辺りは道路幅も広く、平坦で非常に走りやすかったです。何より海が目前ということでモチベーションが上がりました。
平塚駅辺りで出発からちょうど80キロ、2/3までやっと到達です。

気持ちの良い程まっすぐな129号をすすむと目の前に太平洋が見えてきました!久しぶりの湘南です。まさか自転車に乗ってくるとは夢にも思いませんでした。134号を右折、左手に大海原を見ながら気持ちの良い走りがしばらく続きました。
花水川橋を越えたところでパチリ。午後12時47分でした。
画像 307.jpg

大みそかということもあって既に134号線は車が渋滞していました。その渋滞の列を横目に快調に飛ばして進みました。海が見えると気分も随分違うものです。湘南を走っているという気持ち良さもあってこれまでの疲れをすっかり忘れて、ペダルをこぐ力もこれまでになく強くなっていたように思います。
大磯からは国道1号線に入り、二ノ宮を越えて小田原を目指します。先ほどの渋滞はなくなり、1車線ですが交通量も少なくスムーズに走れました。小田原まで午後2時に付けば暗くなる前の熱海到着は間違いない!と確信し、ひらすら休憩も取らずにペダルをこぎ続けました。

そしてついに小田原市内に入りました。市内は2日後に控えた箱根駅伝の準備風景を目にしました。駅伝の選手たちはここを走るんだなと思うとまた少し嬉しく、ペダルが軽くなった気がしました。小田原まで来るとちょうど出発から100キロ。残り後20キロです。もうゴールは見えたと思いました。

早川の交差点を135号方面に左折していよいよラストスパートです。
真鶴から車は有料で海岸線のルートも走れますが、自転車は崖上の135号を走ります。地図上で多少のアップダウンがあることは承知していましたので、それなりの気構えで臨みました。真鶴近くになると最後の難関である峠道がやってきました。100キロ以上走ってきて、ここで立ち漕ぎするだけの筋力は余っていません。ギアを有効に使ってなんとか登りきります。車もまた渋滞してきました。お正月を温泉地で迎える人たちの渋滞なのでしょう。ギアを落としても体力がなくなってきたこともあって、スピードが遅くなり、時速15kmくらいしか出ていません。その時です。突然右足のふくらはぎの筋肉がゴロゴロと内側で球が転がっているかのように震えてきたのです。一瞬これはヤバいと思いました。足がつってしまっては大変です。ここまできてリタイアするわけにはいきません。すぐに自転車を止め、足をストレッチして少し様子を見ました。少しマッサージをしてみると足がすぐにつってしまうような状況ではありませんでしたが、かなり筋肉が疲労していて無理ができない状態でした。本来なら上り坂は立ち漕ぎでクリアしたいところですが、町田市内でのアップダウンの疲れが影響してなのか、立ち漕ぎしようとしても筋肉が言う事を聞かないのです。

ギアをフルに活用してあと少し、もう少しと自ら鼓舞しながら熱海を目指しました。
何の気なしに思いつきで熱海まで行ってみようと思ってスタートしたわけですが、まさかラスト20キロにこれほど辛く厳しいコースになっているとは夢にも思いませんでした。
「一人ツール・ド・フランスだな・・」と心の中で呟きながら、最後の峠道を登り切りました。

やっと熱海市街が一望できるところまでやってきました。
走り切った・・・充実感がこみ上げ、サンビーチがこれまでになくきれいに見えました。下り坂を駆け下りると馴染みの海沿いの道です。ツール・ド・フランスの最終日、パリの街中を凱旋して走るライダーのような気分で、ゆっくりと市内を噛みしめるように流して、ゴールの後楽園ホテルに到着しました。
時間は午後3時半、ぴったり8時間のツーリングでした。画像 309.jpg

画像 308.jpg
峠道で少し苦労しましたが、120キロ、8時間走り切ったことは色々な意味で自信になりました。と同時に次の目標が明確になりました。センチュリーライド、8時間以内に160キロを走り切るというものです。信号待ちや極端な峠道がない限り十分走り切れそうです。



来る3月17日埼玉の彩湖・道満グリーンパークで開催される“東京エンデューロ2012”という4時間耐久レースに“チームHINOKIYA”で参加します!
社員4人でがんばりますので応援よろしくお願いします。
















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近藤 昭(株)桧家ホールディングス 代表取締役社長 近藤 昭

1967年兵庫県神戸市生まれ。慶應義塾大学卒業。 大学卒業後、大手生命保険会社や外資系保険会社勤務を経て、 2001年に東日本ニューハウス(現・桧家ホールディングス)に入社。 専務取締役、副社長を経て、2009年に代表取締役社長就任。 2012年に『日経ヴェリタス』が行った「在任期間中に株価を最も 上げた社長のランキング」では、全上場会社中第5位にランクイン。 業界の常識にとらわれず、常に顧客目線で考えることがモットー。 「あらゆる人にエコで快適な住まいを」 提供するために日々奮闘中。

   

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