メモ

苦手なことの一つに整理整頓がある。子供の頃からものぐさで、次探す手間を考えてという行動がなかなかできない。わかっていてもできないのだから正真正銘の無精者だと思う。

社員からも社長の机の上はいつも散らかってるなと思われているだろう。広めのデスクの上に書類が何層にも乱雑に積み上げられている。何か月に1度整理するのだが、また次の日から書類の山がつくられていく。書棚の中も同じ、1年以上見ていない書類がたっぷり収納したまま残されている。パソコンの中の整理整頓も同様、なかなかフォルダの整理ができない。

この悩みは“メモしたことの整理”も全く同じ、ビジネスマンになってから20年、ずっと悩まされ続けてきた。
まずどこにメモするかで悩む。配られた書類にメモすると書類と一緒にメモがどこかにいってしまう。それを避けるため手帳やノートにメモするのだが、汚い字で殴り書きするから時間が経つと、手帳のどこにメモしたかがわからなくなってしまう。スケジュール帳を使っていた時には、スケジュール欄の余白にメモしたり、後ろのフリー欄に事柄別にメモしたりと“忘れない工夫”をいろいろと試してみたが、これぞといった方法をついに見つけられず仕舞いだった。
しかもスケジュール帳は1年おきに新調するので、何年か分の手帳を取って置いてそこから探すという途方もない作業に見舞われたことも少なくない。

たぶん手帳の活用方法などにはその道の“達人”がいて、付箋やカラーマーカーなどを駆使して効率的に使用している人も多いだろう。ただ僕のように几帳面でない人間にとっては、後々を考えて色分けして書くとか付箋などを普段から用意しておくということ自体が面倒で現実的ではない。


そんな積年の悩みを一気に解決してくれたのが、“人生最高のデバイス”iPhoneだ。
iPhoneの“メモ”は地味だが、使い勝手がよく非常に便利なツールだ。
全てのメモをそこに集約したことで、どこにメモしたかを探すといった煩わしさから解放されたことがまず何より大きい。

iPhoneのメモは極めてシンプルだ。タイトルを入れる必要もなくいきなりメモができる。このシンプルな設計はappleらしいと思う。たぶん日本企業の製品ならタイトルを入れて、本文があってというように記入欄を分けるだろう。こうなるとタイトルを入れるほどでもないちょっとしたメモをするのに、いちいちタイトルを考えなければならない。このちょっとした煩わしさが使い勝手に影響するものだ。
メモは書いた順番に保存されていて、その日付が表示されているからいつメモしたか粗方覚えていれば探しやすい。キーワード検索もできるのもITならでは、至極便利だ。

会議で話すこと、セミナーで聞いたこと、打ち合わせの内容、to do、結婚式のスピーチ、数多いIDやパスワード、美味しいラーメン屋、気に入ったフレーズ、ワイシャツの襟袖のサイズ・・・僕は今ありとあらゆることをiPhoneにメモしている。いつも持ち歩いているから、どこでもメモができるし、必要な時すぐに情報を引っ張り出せる。この上なく快適だ。

半年ほど前からiPadも併用しているが、iPhoneとiPadのメモは勝手に自動に内容を共有してくれるからありがたい。電車の中や歩きながらはiPhoneにメモするが、会議中や座って作業できる環境ならiPadの方が入力しやすいからTPOによって使い分けている。
人の話を聞きながら素早くメモに入力するにはそれなりのスピードも要求されるが、今ではある程度対応できるようになった。

書類まるごとや看板に書かれていることをメモしたいときは、打ち込むのでなく写真を撮るようにしている。iPadなら十分読めるので手間無く便利だ。

また不要になればキレイさっぱり削除できるのも嬉しい。だからどうでも良いことでも気軽にメモできる。いらなくなればすぐに消去できるのは気分的にも楽だ。

このまま進化していくと、手帳や筆記用具が売れなくなってしまうのでは・・・と余計な心配までしてしまう。






この記事のトラックバックURL
トラックバック

ヒノキヤグループ 社長ブログ

オン・オフを問わず、考えていること、気付いたこと、感じたことなどを発信していきます。

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>

Profile

近藤 昭(株)桧家ホールディングス 代表取締役社長 近藤 昭

1967年兵庫県神戸市生まれ。慶應義塾大学卒業。 大学卒業後、大手生命保険会社や外資系保険会社勤務を経て、 2001年に東日本ニューハウス(現・桧家ホールディングス)に入社。 専務取締役、副社長を経て、2009年に代表取締役社長就任。 2012年に『日経ヴェリタス』が行った「在任期間中に株価を最も 上げた社長のランキング」では、全上場会社中第5位にランクイン。 業界の常識にとらわれず、常に顧客目線で考えることがモットー。 「あらゆる人にエコで快適な住まいを」 提供するために日々奮闘中。

   

Selected entries

Categories

過去記事

Recent trackback

著作本

著作本

Links

 

mobile

qrcode

Search

Others