隙間のない家

新年あけましておめでとうございます。

本年も桧家グループ並びにブログをよろしくお願いいたします。



さて本日付(1/6)の日経新聞朝刊の「エコノ探偵団」に次のような見出しのとても良い記事が掲載されていました。



日本の住宅、なぜ寒いの?

「家は夏をむねとすべし」浸透

低い「燃費性能」我慢続く





我々にとっては周知の内容ですが、一般紙である日経新聞がこのような記事を取り上げたことには大変意義があると思います。



「家は夏をむねとすべし」



ご存じ吉田兼好の徒然草の一説です。

寒い冬は暖を取ればなんとかしのげる、しかし夏は風が部屋を通り抜けるような家でないと耐えられないということでしょう。この”耐えられない”には住み心地という点と躯体の耐久性の2つの意味があったと思います。



高温多湿の日本の気候のもと、湿気が原因で木が腐ったりシロアリの被害を避けるということで、今から700年前冬の暖はあっても冷房機器のない当時の状況では当然の考えです。



しかし時代が変わり技術が進歩し環境が変化した現代においてはこの考え方では快適な住宅にはなりません。

快適さと耐久性とを兼ね備えた家は、「夏をむねとした家」ではなく「冬寒くない家」へと真逆に変化したのです。



それにしても世界有数の先進国である日本の住宅が、なぜいまだに「冬寒い家」のままで消費者の意識も変わらないのでしょうか?

記事の中では、行政規制の弱さとその取組みに消極的な業界の問題と指摘しています。

これもその通りです。

日本の省エネ基準は欧州より遥かに緩く(甘く)、その義務化も2020年に先送りとなりました。



住宅会社の多くは、「その緩い基準を満たしていれば省エネ住宅!」というレッテルで消費者に訴えるため、消費者の意識もそれ以上には上がらないのです。

残念ながらこの緩い省エネ基準を満たしたとしても「冬寒い家」にしかなりません。





それではどのようにすれば「冬寒くない家」にできるのでしょうか。

ここは断熱と気密の2点に分けて考えるとわかりやすいです。

多くの人が断熱と気密とを同じような意味に誤解しているのではないでしょうか。

簡単に言うと断熱とは断熱材等で内外の熱の出入りを遮断することで、気密とは空気の漏れをなくすことです。これは建築の技術的には全く別のことです。



毛編みのセーターを着ると暖かいですね。これは体温の熱を外に出しにくくする断熱材としての効果があるからです。

しかし冷たい風が吹くと寒いです。なぜならセーターにはたくさんの“隙間”があって冷気がその隙間から入ってくるからです。

家においても全く同じで、断熱材をしっかりと入っていても、隙間の多い家はやはり冬は寒いのです。



日本の家は寒く暖房効率が悪いため部屋ごとあるいは人のいる場所をスポット的に暖め、人のいない廊下やトイレ、脱衣場などは暖房しないのが一般的です。結果として暖房している部屋としていない部屋との温度差が大きくなり、入浴など急激な温度変化で体調が急変するヒートショックが発生するのです。

記事によると欧米や韓国でも日本より暖房コストはかかっているそうです。

これは家の性能が悪いからではなく、人のいる部屋もいない部屋も家中丸ごと暖房する「全館暖房」が一般的だからです。

日本人の感覚では“贅沢”に思えるでしょうが、先進国では当たり前のことで家の性能もそれだけ高いということなのです。

もし今の日本の家の性能で「全館暖房」をしたら生活が困窮するくらいの暖房費がかかってしまうでしょうが・・・





断熱と気密、これらをいずれもしっかりと施工すること。そして高性能の窓を使用すること。これが住宅の省エネ性能を高め「冬寒くない家」をつくるまず第一のポイントですが、特に隙間を埋める・・・気密の良い家にすることが重要です。

気密性能はC値という延床面積当たりの隙間面積を示す値でその性能が示され、基準は1.0未満が望ましいと言われています。(数値が少ない程高性能)





桧家グループの日本アクアが国内ウレタン断熱市場のトップシェアを持つ「アクアフォーム」は、断熱と気密とを同時に施工できる唯一の断熱材で、隙間面積も容易に1.0未満とすることができます。

ちなみに「アクアフォーム」で施工した我が家は全館暖房のおかげで寒い冬の間でも家中が20℃前後に保たれていてとても快適です。





生活水準は世界的にみても豊かな日本人ですが、こと「冬の家の寒さ」については着込むことや局所暖房で我慢しているという実態は先進国では極めて異例の事であり、これによって健康を害したり、命を落とす人が数多くいるということを知っていただきたいと思います。



これから新築を考える方々には、このような事実と断熱と気密の重要性をよく理解して家づくりに生かしていただきたいと思います。



“隙間のない家”



桧家グループのモデルハウスや分譲住宅現場では、なぜ“隙間のない家”が良いのか、快適なのか、どのように施工しているのか、どのような性能なのかなど、冬を暖かく快適に過ごすことのできる家づくりのノウハウをご覧いただけます。



ぜひこの寒い冬に快適な住宅を体感下さい。







過去の関連ブログ記事



冬の室温

http://hinokiya.jugem.jp/?eid=142



家中温度差なし 快適! 全館空調

http://hinokiya.jugem.jp/?eid=198



気密は暖房の要??

http://hinokiya.jugem.jp/?day=20130201










































































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近藤 昭(株)桧家ホールディングス 代表取締役社長 近藤 昭

1967年兵庫県神戸市生まれ。慶應義塾大学卒業。 大学卒業後、大手生命保険会社や外資系保険会社勤務を経て、 2001年に東日本ニューハウス(現・桧家ホールディングス)に入社。 専務取締役、副社長を経て、2009年に代表取締役社長就任。 2012年に『日経ヴェリタス』が行った「在任期間中に株価を最も 上げた社長のランキング」では、全上場会社中第5位にランクイン。 業界の常識にとらわれず、常に顧客目線で考えることがモットー。 「あらゆる人にエコで快適な住まいを」 提供するために日々奮闘中。

   

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