CLT実験棟 上棟しました!

先日埼玉県内でCLTを使った実験棟を上棟しました。

CLTとは、クロス・ラミネーテッド・ティンバーの略で、欧米で中高層建築が可能な新たな木造建築の材料として注目されているエンジニアリングウッドです。
昨年オーストリアとドイツに視察を行い、今年日本でも確認申請が取れるようになったこともあって、今後の商品開発のために実験棟を建築することにしました。

こちらが完成予想パースです。

IMG_9318.JPG
今回は中高層建築ではなく、一般の住宅ですので通常の軸組工法との混構造となります。
2階の床が1階より大きく出っ張ってるのがわかると思います。

IMG_9323.JPG

2方向に1.8m、もう1方向に90センチと3方向に大きく出っ張っている(オーバーハング)しているのが今回の一番の特徴となります。通常の軸組工法でこれだけのオーバーハングは支えの柱がないとできません。
CLTでは出っ張りを支える柱はありません。従ってパースのようにこの出っ張りを車庫の屋根として活用することもできるのです。デザイン上のアクセントになるだけでなく、狭小敷地では非常に有効ですね。

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コーナー部分です。2方向に大きくオーバーハングしているところがよくわかります。一般の木造ではあり得ない構造です。

IMG_9330.JPG
こちらが今回使用したCLTパネルです。異なる方向につなぎ合わせた3層のパネルとなっています。
杉を使って日本で生産されたメードインジャパンのCLTパネルです。

IMG_9333.JPG
パネルにフックをかけるための金物を取り付けてクレーンで釣り上げます。

IMG_9335.JPG
このパネルは2階の屋根部分になります。

IMG_9338.JPG
屋根パネルが取り付けられました。

IMG_9319.JPG
屋上には桧家住宅で大人気の青空リビングがあります。


このCLT実験棟、完成は7月末を予定しています。
コストや生産、施工性などまだまだ商品として販売するには解決しなければならない課題がありますが、日本の木造建築の将来を左右するとも期待されているCLT工法をいち早く試験することによって、今後の様々な可能性を探っていきたいと考えています。

いつも新しい答えを。
ヒノキヤの挑戦は続きます。

完成したらまたご紹介します!


オーストリア視察の過去ブログ記事

木造建築の可能性 〜オーストリア視察
http://hinokiya-blog.com/?day=20150620
木造建築の可能性 〜オーストリア視察その2
http://hinokiya-blog.com/?day=20150624
木造建築の可能性 〜オーストリア視察その3
http://hinokiya-blog.com/?day=20150629


 

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近藤 昭(株)桧家ホールディングス 代表取締役社長 近藤 昭

1967年兵庫県神戸市生まれ。慶應義塾大学卒業。 大学卒業後、大手生命保険会社や外資系保険会社勤務を経て、 2001年に東日本ニューハウス(現・桧家ホールディングス)に入社。 専務取締役、副社長を経て、2009年に代表取締役社長就任。 2012年に『日経ヴェリタス』が行った「在任期間中に株価を最も 上げた社長のランキング」では、全上場会社中第5位にランクイン。 業界の常識にとらわれず、常に顧客目線で考えることがモットー。 「あらゆる人にエコで快適な住まいを」 提供するために日々奮闘中。

   

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