サグラダファミリア

この夏バルセロナにあるサグラダファミリアを見てきました。

サグラダファミリアはアントニオ・ガウディが設計、1882年着工され100年以上経過も今だに未完という、世界でもっとも有名な建築の1つです。


この写真で見ると4本のタワーと右側の最近建築された部分と比較すると色が随分違います。4本のタワーはガウディがまだ健在だった頃に既に完成、つまり築後100年経過しているので時間とともに色も変化していったということなんです。


趣の異なる建物がいくつもありました。複雑な建築です。



これが完成模型、真ん中に一番高い塔が立つんですね!

サグラダファミリア教会内部に祀られたガウディのお墓です。

ガウディは建築中のサグラダファミリアから家に帰る途中車にはねられ亡くなったそうです。


100年前のサグラダファミリア。周りに建物がなく、今以上に存在感がありますね。


こちらが内部です。高い天井、木の枝が広がるような柱のデザイン、左右で色の異なるステンドグラス・・・などなどガウディらしい造作とその迫力に圧倒されました!!

写真ではなかなか伝えられないのがもどかしいくらいです。

サグラダファミリアと言えば特徴的な外観を思い浮かべますが、それに全く劣らない素晴らしい内観でした。

内部は2010年にローマ法王が訪問されることが決まって急ピッチで工事が進められたそうで、ほぼ完成していました。


ステンドグラスも美しい!

ろうそくを立てる燭台もガウディデザイン

棟の内部をエレベーターで上ることができます。上階の窓からは手の込んだ装飾が作っているところを見ることができました。

 

完成時期が未定と言われてきたサクラダファミリアですが、ここに来てガウディ没後100年の2026年に完成させようという動きが出てきているようです。

 

というのも1つは資金面の問題ですが、これは来場収入が非常に増えていることでクリア。3Dプリンターやコンピュータ解析でガウディの描いたイメージを図面化する作業も大幅に短縮できていることも大きく影響しているようです。

 

当初からこの建築には詳細な図面がなかったそうです。これだけ巨大かつ高層な建築を図面なしで作るということが想像できませんが、実際はガウディが作った模型を元に現場で職人と話しながら作っていったというから大変時間のかかる作業だったわけです。それにしても素晴らしい技術ですね。

 

また石積みの施工方法も非常に時間がかかりますが、それも最近は内部は鉄筋コンクリート造とし、表面の仕上げに石を貼るという工法を採用することで工期短縮を図っているとのことでした。ところがそれについては地元で異論もあるようで、鉄筋コンクリートでは100年程度で補修の必要性が出てくる、それならば少々時間がかかってもより耐久性の高い石積みの方が良いという考えです。

 

この話を聞いたときは日本人の我々とヨーロッパの人との時間軸に対する概念の違いの大きさを改めて感じました。

 

日本人で鉄筋コンクリート造りに異を唱える人はいないでしょう。しかし彼らの感覚ではこの建築物は数百年、いや千年二千年先までも大切に維持していくものと考えているのです。

実際ヨーロッパに行くとどの町にも中世時代の建築物が数多く残され、今でも普通にそこで人が暮らしています。彼らからすると100年、200年程度前というのは最近という認識なのかもしれません。その感覚で考えれば、前述の話も理解できるというわけです。

 

先週イタリアで大きな地震があり、中世の歴史的建築が甚大な被害を受けました。耐久性に優れ、いつまでも美しい石造りも地震への耐力は乏しいのが辛いところです。

バルセロナは幸い地震がない地域ということで気にすることはないのかもしれませんが・・


ちなみにこの水道橋、約2千年前のローマ時代に作られたものです。もちろんセメントなど一切使わず、石をくみ上げただけで2千年経った今でも形を維持しているのです。

 

ヨーロッパに行く度に日本とは異なる歴史の厚みと先人達の技術の素晴らしさに圧倒され、100年が10年?と1桁違うような錯覚に陥ります。そしていつも学生時代もう少し世界史の勉強をしておけば良かったと反省するのです。。。

 

サクラダファミリアの完成イメージ動画です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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近藤 昭(株)桧家ホールディングス 代表取締役社長 近藤 昭

1967年兵庫県神戸市生まれ。慶應義塾大学卒業。 大学卒業後、大手生命保険会社や外資系保険会社勤務を経て、 2001年に東日本ニューハウス(現・桧家ホールディングス)に入社。 専務取締役、副社長を経て、2009年に代表取締役社長就任。 2012年に『日経ヴェリタス』が行った「在任期間中に株価を最も 上げた社長のランキング」では、全上場会社中第5位にランクイン。 業界の常識にとらわれず、常に顧客目線で考えることがモットー。 「あらゆる人にエコで快適な住まいを」 提供するために日々奮闘中。

   

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