東証二部に上場しました。

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3月22日桧家ホールディングスは東証二部に上場しました。

株主、お客様、お取引、専門業者、役職員他我々を応援していただいた全てのステークホルダーの皆様に心より感謝申し上げます。

 

 

当社は10年前の2007年11月に名古屋証券取引所に初めて上場しました。

今でもその時のことは忘れられません。

上場日全役員で名古屋に向かい、初値がいくらで付くのか期待しながらモニターを見守っていましたが、買いが薄くいつまで待っても値が付きません。午後セレモニーを行い、その後も待ちましたが買いが入らず初日は取引不成立でした。人気があって値が付かないことはありますが、人気がなくて値が付かないことなんて新規公開株で聞いたことがありません。

結局値が付いたのは次の日で、しかも公募価格70,000円を大幅に下回る47,000円でした。埼玉の会社で売上も利益も小さな工務店が名古屋市場に上場しても誰にも見向きもされなかったのです。初値の6割しか値が付かない前代未聞の上場と言われ、ネットの掲示板には「詐欺だ!」などと言った厳しい書き込みがなされるほどの我々にとっては最悪の上場でした。

 

 

2009年4月1日、私が社長になったその日の株価は23,399円(その後300分割したので今の株価に換算すると77.99円)とさらに落ち込み時価総額はわずか10億少しとなっていました。

それから8年、昨日の終値は2,350円でしたので時価総額は319億円となり最安値からは約30倍にもなりました。

 

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東証アローズの電光掲示板にもこの時だけは桧家ホールディングスが表示されています。

 

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あの悔しかった名証上場の日のことは一生忘れられません。

とにかく利益をしっかりと出して投資家から期待を持たれる企業にしたい・・その一心で業績拡大に努めてきました。

株価は後から付いて来る。いつもそう信じていましたし、いつかは東証に上場したいと社長になったときから思い続けてきました。

 

 

我々の戦略は極めてシンプルです。

既存事業をしっかりと伸ばしながらシナジーが期待できる周辺分野にも積極的に進出する。

その時は時間を買うためにM&Aを積極的に行う、そして既存事業とのシナジーを生み出しながらそれぞれの事業の拡大を図る。

幸い住宅不動産業界には数多くの事業があります。領域が拡大すればシナジーが期待できる事業範囲はさらに広がりますので、それらを取り込みながらグループを拡大してきました。

 

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2007年から10年間の主な事業変遷ですが、青色の囲みは全てM&Aと新規事業参入を示しています。こうやって見てみるとかなり積極的に新しいことにチャレンジしてきた印象ですが、身の丈に応じて堅実にやってきたつもりです。

 

新しい会社をただグループ化して売上や利益を上乗せするだけでは面白くありません。その会社の従業員や取引先の皆さんがグループ入りして良かったと思えるよう、その後業績を伸ばすことがとても重要だと考えています。

日本アクアは8年で売上が10倍、パパまるハウスは3年で倍増してグループに大きく貢献してくれています。

 

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それら全ての結果としてグループの規模が拡大し、新たな人材の確保や、新しいビジネスへの挑戦ができるといった好循環を生み出して会社の業績が積み上がり、現在のヒノキヤグループとなっているのです。

 

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業績は順調に推移してきましたがそれだけで東証に上場できるわけではありません。

内部体制や、ガバナンス、コンプライアンス対応など東証上場企業にふさわしい会社の体質、体制が求められます。

当社も上場企業ですので当然のこととしてそれらについてはしっかりと対応してきたつもりでしたが、やはり上場から10年経過し、規模も数倍に拡大、またM&Aを繰り返したことで企業風土や文化の異なる会社がグループ入りしたことなど細かく見ていけば様々な課題が浮き上がっていました。

 

この点を1つ1つ潰しながら約3年かけてやっとこの日を迎えることができたのです。

幹事証券として野村證券の皆様には本当にお世話になりました。業界トップ証券の審査は非常に厳しく高いハードルでしたが、指摘事項を真摯に受け止め、事務局であるホールディングス総合企画部を中心に各事業会社の総務や人事、経理の各セクションがしっかりと対応してくれました。

 

また上場来ずっと監査を担当してくれている監査法人トーマツからも東証上場に向けたより精度の高い決算業務、開示について指導をしていただきました。

 

それら全ての結果として今回の上場が成しえたということです。

 

 

 

上場セレモニーでは恒例の打鐘があります。


名入りのこの木槌を使って叩きます。

 

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五穀豊穣を念じて5回叩くのがしきたりとなっていて、5人の役員が鐘を叩きました。

東証上場が長く険しい道のりでしたのでその思いを込めて力いっぱい叩きました。

 

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力いっぱい叩いてもびくともしないくらい頑丈な鐘でした。

 

 

多くの皆様のご支援のおかげで、この経営者なら誰もが一度はやってみたい東証の打鐘を経験することができました。

本当に幸せな気持ちで一杯です。ありがとうございました。

今後は一部上場を目指して気を緩めることなく邁進していきたいと思います。

 

 

東証上場企業はそのブランド価値や信頼が大きい一方、投資家やお客様からより厳しい目で見られることになります。また何か問題が発生した時のダメージはこれまでになく大きなものになるでしょう。

そのようなことがないよう、これまで以上にガバナンス体制を構築し、内部統制を強化してグループ全体を引き締めて参ります。

 

 

当社グループは家づくりや商品・サービスの提供を通して、世の中の課題解決に取り組んできました。

これを機にさらに社会貢献できる企業を目指して、グループ全体の成長発展を遂げて参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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近藤 昭(株)桧家ホールディングス 代表取締役社長 近藤 昭

1967年兵庫県神戸市生まれ。慶應義塾大学卒業。 大学卒業後、大手生命保険会社や外資系保険会社勤務を経て、 2001年に東日本ニューハウス(現・桧家ホールディングス)に入社。 専務取締役、副社長を経て、2009年に代表取締役社長就任。 2012年に『日経ヴェリタス』が行った「在任期間中に株価を最も 上げた社長のランキング」では、全上場会社中第5位にランクイン。 業界の常識にとらわれず、常に顧客目線で考えることがモットー。 「あらゆる人にエコで快適な住まいを」 提供するために日々奮闘中。

   

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