就寝中でも熱中症になる理由

暑いこの時期になると天気予報などで注意される熱中症、なんとその4割が家の中で発生し、しかもそのうちの3割は就寝中・寝室で起っているというデータがあります。

 

熱中症グラフ.jpg

 

一般的に熱中症と言うと、炎天下でスポーツしたり仕事したりしている時にかかるイメージがありますが、家の中でしかも就寝中というのは意外に思いますよね。

 

これを理解するには日本の気候の特性を知る必要があります。

これは今年の7月16日の東京の1時間ごとの温度・湿度を示したグラフです。

 

プレゼンテーション1.jpg

青が温度、オレンジが湿度を表しています。温度が日中高くなり、朝夜は下がるのはイメージ通りですが湿度は日中下がり、朝夜は上がるのは意外かもしれません。

夏の温度、湿度は概ねこういった動きをします。

つまり暑い日中は湿度は下がり、朝と夜は湿度が高くなるのです。

 

蒸し暑さや快適さを感じるのは温度だけでなく湿度も大きく影響するため、実際の不快度(快適度)を表す指標として「体感温度」が用いられます。

いくつかある体感温度のうちの1つが次の「ヒートインデックス」です。

 

HEATINDEX.jpg

出典book.mynavi.jp

 

この表を見てみるといくつかのことに気が付きます。

まず気温が27度くらいまでは多少湿度が高くても体感温度と気温とは大きく変わりません。

しかし気温が30度を超えると状況は大きく変わります。

30度で湿度が50%なら体感温度は31度ですが、湿度が80%になると体感温度はなんと37.7度にまで上昇するのです。

 

暑い日中の気温ではどうでしょうか。

気温35度では湿度50%でも40.7度、湿度80%になると58.5度と完全に危ない体感温度になってしまいます。

 

つまり体感温度は気温27〜28度を超えると湿度が高ければ高いほど過酷で危険な温度になるということです。

 

日本の夏では朝夜に気温がぐっと下がることはなく、湿度は高めで、30度を下回らない日も少なくありません。そうすると夜でも家の中の体感温度が35度以上になっていても不思議ではなく、そのため夜家の中でも熱中症は発生するのです。

 

 

これほど不快で過酷な日本の夏ですが、なぜか家づくりにおいて住宅会社が真剣に考えてきませんでした。

 

省エネ住宅の普及促進の中でも、断熱材や窓の性能向上は謳われていますがそれだけでは湿度のコントロールはできず、夏の不快な環境の改善は結局今でも部屋毎のエアコンをどう使うか、住む人任せなのです。

 

 

ヒノキヤグループでは、「Z空調」の開発販売を通じて冬暖かく過ごすことだけでなく、暑い夏をどう快適に健康的に過ごすかについても研究し提案しています。

 

玄関に入った瞬間から涼しい、夜も寝苦しさから解放されてぐっすり眠れる、風呂上がりやトイレでも汗をかかない、そんな理想的な住環境を実現していきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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近藤 昭(株)桧家ホールディングス 代表取締役社長 近藤 昭

1967年兵庫県神戸市生まれ。慶應義塾大学卒業。 大学卒業後、大手生命保険会社や外資系保険会社勤務を経て、 2001年に東日本ニューハウス(現・桧家ホールディングス)に入社。 専務取締役、副社長を経て、2009年に代表取締役社長就任。 2012年に『日経ヴェリタス』が行った「在任期間中に株価を最も 上げた社長のランキング」では、全上場会社中第5位にランクイン。 業界の常識にとらわれず、常に顧客目線で考えることがモットー。 「あらゆる人にエコで快適な住まいを」 提供するために日々奮闘中。

   

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