ミャンマーでPC工法

先日ミャンマーに行ってきました。
きっかけはミャンマー人の実業家がレスコハウスの横浜展示場に来場したことでした。ミャンマーではPC工法(プレキャストコンクリート)がほとんど普及していませんがこれから需要が高いとみていて、我々の技術に大変関心を寄せてくれました。
今回初めてのミャンマー渡航になりました。


ミャンマー第2の都市マンダレーの空港です。屋根のデザインはミャンマーのお寺のイメージです。



こちらはマンダレーと首都ネピドーを結ぶハイウェイにあるサービスエリア。レストランの前に籠であんだような簡易な屋台が並んでいました。長閑な雰囲気です。



何を売っていたのかよく分かりませんでしたが、ちょっとグロテスクでした(笑)
でも女性の手にはスマホ!このギャップがミャンマーらしいです。



ミャンマーは今の時期雨季で雨量が非常に多く、滞在中も2日はずっと雨でした。排水などのインフラがまだ不備なため、このように至る所で冠水していました。

雨量は日本の約2倍でしかも雨期の6ヶ月に集中するため、その時期は工期が遅れるという問題があるそうで、その意味からもPCの需要があるということでした。


この建物は1戸100万円程度、現地で「ローコスト住宅」と言われているものです。

日本の昔の公団住宅みたいな感じですね。


このローコスト住宅があちらこちらで建設されていました。

工法は東南アジア共通のコンクリート造の柱・梁・スラブにレンガ積みです。

こちらは首都ネピドー近郊に建てられたばかりの公務員用「ローコスト住宅」です。

 

下請けの親方に色々と詳細を聞くことができました。

政府が発注したもので、1部屋約36m2の1Kが1フロアに8戸&5階という非常にシンプルなものでした。

価格は100万から135万円、エレベータがないため1階が一番高いそうです。


全く同じ間取り、大きさの建物が2棟あり、1棟は先程の写真と同様のコンクリート+ブロック組積造、1棟は重量鉄骨造でした。

鉄骨造の部屋はこのような感じで、鉄骨の柱や梁などがむき出しですが、これで引渡しだそうです。

キッチンも簡易で、シャワーのみと粗末な設備でした。


現場横の事務所に張ってあった図面です。

ちなみに総面積約1870m2、5階建のこの建物、工期は約4か月、材料を除く総人件費は約1000万円ということでした。総コストは2000万円程度と推測すると、坪単価3.5万円となります。

職人の日当は500円ということですからその位でできるということですね。

 

こういったシンプルな公団住宅はまさにプレキャストコンクリート向きと言えます。

日本でも50年前にプレキャストコンクリート造が開発された背景は、住宅不足の時代に早く大量に同じような住宅を供給する必要があったからです。そう考えると50年前の日本と今のミャンマーは同じ状況だと言えるかもしれません。

 

実際に我々がミャンマーに進出するかどうかについて今後検討していくことになりますが、日本の技術が生かせると言う意味では良い機会だと考えています。


展開が進捗したらまた報告したいと思います。

 

 

 

 


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近藤 昭(株)桧家ホールディングス 代表取締役社長 近藤 昭

1967年兵庫県神戸市生まれ。慶應義塾大学卒業。 大学卒業後、大手生命保険会社や外資系保険会社勤務を経て、 2001年に東日本ニューハウス(現・桧家ホールディングス)に入社。 専務取締役、副社長を経て、2009年に代表取締役社長就任。 2012年に『日経ヴェリタス』が行った「在任期間中に株価を最も 上げた社長のランキング」では、全上場会社中第5位にランクイン。 業界の常識にとらわれず、常に顧客目線で考えることがモットー。 「あらゆる人にエコで快適な住まいを」 提供するために日々奮闘中。

   

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