ツタンカーメン展 オープニングセレモニー出席してきました!


本日発売の週刊東洋経済の“建設会社経営健全度ランキング”で、上場建設会社195社中第7位にランキングされました!
健全度は、安全性、収益性、成長性の3点から本誌が独自に査定したもので、桧家HDは総合評価で82.4ポイント(100点満点)を獲得し、7位と評価されたのです。
特に収益性と成長性は90ポイントを超える評価となっており、当社の実績を反映した内容となっています。
会社の健全性は、当社が最も重要視している経営指標です。
お客様からも、取引先からも、社員からも、そして株主からも会社の健全経営は大きな安心感と信頼感を持ってもらえると思います。
その意味でもこのランキングで高く評価されたのは大変喜ばしいことです。
今後は更に高い評価を目指して、経営に取組んで参ります!
去る7月21日、ホテルオークラで行われた、日本経営合理化協会主催の「第122回 全国経営者セミナー」で講演を行ってきました。
このセミナーは122回という歴史もさることながら、講演者の顔ぶれも非常に豪華で、今回も竹中平蔵氏、河村たかし名古屋市長、寺島実郎氏、羽生善治名人、伊藤元重東大教授他、ミネベア、ヤナセ、カルビーなど著名な企業トップが3日間に渡って講演しました。
私は2日目の分科会でお話させていただきました。
こういう機会のお話をいただくと、スケジュールが合う限りお受けしています。しかし今回のような大きなセミナーは初めてで、そうそうたる講演者の中で身分不相応ではないかとも思いましたが、これも1つの経験と思いお引き受けすることにしました。
当社は上場会社ですので、少しでも多くの人に会社のことをしってもらうことはマイナスではありません。また当社の事業を推進するビジネスパートナーと出会うきっかけになることもありますので、大変ありがたく思っています。
また講演の内容を考えながらこれまで行ってきた事業を振り返り、整理することができます。このような機会でもないと、なかなか振り返ることもありませんので、その意味でもとても良い機会だと考えています。
今回は上場後の2007年からの約4年間行ってきた実績とその戦略についてお話しました。
リーマンショック、その後の住宅着工数激減、そして今回の東日本大震災とたった4年のうちにも大きな出来事がありました。
しかしその度に、「ピンチをチャンスに変えよう!」と全社一丸となって取組み、当社は成長を持続しています。
個別具体的なM&A戦略や商品戦略、そしてそれらのシナジー効果についてもお話しました。
しかし当社の一番の強みは、社員のモチベーションの高さにあると結論付けました。
どんなに優れた戦略であっても、それを実践する社員に意欲やヤル気がなければ、ただ単なる絵に描いた餅になってしまいます。
当社の成長を支える一番のカギは、お客様に最適な商品、ソリューションを提供したいという社員の強く熱い気持ちと自信である、そのような環境を作り出し、整備することが経営者として、非常に大切なことと考えているとお話しました。
講演終了後たくさんの方と名刺交換を行いました。
同業界の方も多くおられ、中には上場会社の社長や会長も来られていて大変恐縮しました。
このような貴重な経験をさせていただきましたこと、心より感謝しております。
取引所から感謝状をいただきました。
当社株式の取引が非常に多かったことで、取引所の活性化に寄与したというのがその理由です。
上場して4年目になりますが、上場当時にまさかこのような感謝状をいただけるようになるとは夢にも思いませんでした。
当社の上場は2007年11月でした。
当時は今とは違いIPO(上場)ブームでしたので、毎月のように何社もの上場がありました。
当社は注文住宅というどちらかと言えば斜陽産業に見られ、埼玉の会社なのに名古屋上場ということにあまり注目されず、期待されていない銘柄でした。当社を横目に設立間もない会社が、高い値をつけ華々しい上場を果たしていました。
2007年11月15日、上場日当日の早朝我々は名古屋へ向かいました。初値が付くのを確認してから、取引所でセレモニーを受けるという予定でした。
待ちに待った上場日。期待に胸を膨らませつつ、初値がいくらになるのか、少し不安もありました。
当社の公募価格は7万円。公募価格を少しでも上回って初値が付けば、それで十分という心境でした。
場が開きました。我々はモニターを注目しました。
ところがいつまで経っても値が付きません。公募価格に近い価格で全く買いが入らないのです。
証券会社の担当者からは「まだ大丈夫です。もう少しすればきっと初値が付きますよ。」と元気づけられながら、我々はモニターの株価を注視していました。
場が開いて2時間が経とうとしていましたが、未だに初値が付きません。公募価格をはるかに下回る価格にも買い手がつかないのです。
上場日という何年も心待ちにしてきたその日に初値が付かないということは全く予期もしていませんでした。取引所に向かう時間になり、重い空気の中移動しました。
「前代未聞」の上場でした。
当社がいかに投資家から期待されていなかったのか、その現実に愕然としました。
名古屋から帰りの新幹線の中で、公募で買ってもらった投資家からの激烈な非難の書き込みを見て、「これは大変なことになったな・・・」と考えたことを今でも鮮明に覚えています。
結局初日は値が付かず、翌日公募価格より40%近く低い価格で初値が付いたのでした。
上場したという浮かれた気分に浸ることもできず、その日からどうすれば桧家住宅と言う会社を投資家から支持してもらえる会社にできるかを考え続けました。
今思えば、このマイナスからのスタートが当社にとっては良かったと思います。華々しい上場をしてみたかったですが、そうなれば浮かれていい気になって、自らを見失っていたかもしれません。
あれから4年。会社の業績も上がり、株価も初値から4倍以上に上がりました。
投資家からも成長への大きな期待感を持ってもらっています。
そんな期待に応えられるよう、今後も成長戦略を描き、実践していきます。
来る2月5日(土)午後10時よりBS-TBSの「未来へのおくりもの」で桧家住宅が特集されます。
この番組はそのタイトルの通り、社会へ、地球へ、子供達へ、子孫へ・・・“未来へのおくりもの”を創造すべく挑戦している企業やプロジェクトを紹介するドキュメンタリー番組で、桧家住宅のエコ住宅にグループを挙げて取組む企業姿勢が評価されて、今回取り上げられることになりました。
番組内では、新しいリアルサイズ展示場の紹介や来場されたお客様のインタビュー、実験棟紹介やお引渡ししたお客様の住み心地のインタビューなど盛り沢山の内容となっています。もちろん私もインタビューも受けましたので、カットがなければ出ると思います。
インタビューでも話したのですが、我々住宅をつくる会社というのは“未来に対する大きな責任”を背負っています。
住宅は5年や10年で消費されなくなってしまうものではありません。一度作られた住宅は30年、50年と長期に渡って使われていきます。すぐに壊されてしまうような住宅をつくることは、地球環境を守ることに逆行することになってしまいます。
住宅会社の責任として、長期間安心して住むことのできる住宅をつくることがまず大きな未来に対する責任だと思います。
さらに我々は睡眠時間も含めると人生の時間の約半分を住宅で過ごします。
その住宅から排出されるCO2をいかに削減できるか、削減できる住宅とするかということも我々に課せられた未来への責任です。
具体的には、オール電化や高気密高断熱、太陽光発電などその時代の先端技術や最新の設備を導入した家づくりに取り組んでいくことです。
もっと大きく考えれば、街は住宅が連なって形成されています。街と街が連なって都市になり、都市と都市が連なって国になります。つまり国というのは1戸1戸の住宅が集まってできていると考えることができます。
住宅の1つ1つが良い住宅であればそれが良質な資産となり、結果として国の資産が富むことになるのです。子供達や子孫に豊かな国を引き継いでいくためにも、我々の仕事と言うのは大きな責任があると私は思っています。
映像を通して桧家住宅の取組みや考え方をより多くの人に理解してもらえると大変嬉しく思います。
■ BS-TBS「未来へのおくりもの」
(30分番組 毎週土曜日放送)
放送日:2011年2月5日(土) 22:00〜
再放送:2011年2月12日(土) 22:00〜
※BS放送がご覧になれない方は、次の週に
下記ホームページでも配信されますのでご覧下さい。
○視聴アドレス http://www.mufg.jp/csr/movies/
1967年兵庫県神戸市生まれ。慶應義塾大学卒業。 大学卒業後、大手生命保険会社や外資系保険会社勤務を経て、 2001年に(株)東日本ニューハウス(現・(株)ヒノキヤグループ)に入社。 専務取締役、副社長を経て、2009年に代表取締役社長就任。 2012年に『日経ヴェリタス』が行った「在任期間中に株価を最も 上げた社長のランキング」では、全上場会社中第5位にランクイン。 業界の常識にとらわれず、常に顧客目線で考えることがモットー。 「あらゆる人にエコで快適な住まいを」 提供するために日々奮闘中。